スーパー・コンビニ・百貨店のようなところでは、どこでもクレジット使用できますが、病院でもクレジット使用できるところが増えています。
頻繁に病院に行く人、高額の医療費を払う人にはクレジットカードで支払えるかどうかは無視できない話です。クレジットカードを使えば医療費が1%以上安くなるわけですから。
クレジット使用できるといっても、病院の規模や治療するケースによって、クレジット使用できる場合とできない場合があります。
病院はクレジットカード払いに対応している?
すべての病院でクレジット支払いに対応しているというわけではありませんが、クレジット払いが普及しつつある現状です。
総合病院・大学病院など大きいところだと、ほとんどのところでクレジット払いできます。支払いするときは分割払いやリボ払いにも対応しているので、高額な治療費がかかるときに有効になります。
市民病院規模になると、クレジット対応しているところは、五分五分といった感じになります。
支払いするときは、現金を持ち合わせていたほうがいいでしょう。
歯科医院などの小規模な施設になると、クレジット払いできるところはまだ少ないです。
精算するときは、現金で支払う必要があります。
病院でクレジット払いしても、医療費控除の対象になります。
ただ分割払いやリボ払いしたときの、返済金利は控除の対象にはなりません。病院でクレジット払いするメリットは、いくつかあります。
例えば手術をしたときには高額な料金がかかりますが、そのようなときにクレジット払いすると、多くのポイントを貯めることができます。
また高額な料金がかかるときにも、大金を持ち歩く必要もなくなります。そのほか緊急で治療をしたときなど、お金を持ち合わせていないときにもクレジット払いで精算できるといったことができます。
病院に行くときは、クレジットカードと現金を持ち合わせていたほうが、何かあったときにも対応しやすくなります。
クレジットカード払いをすると手数料を取られる病院がある
この手数料というのは、クレジット払いするときの利用手数料のことです。
この利用手数料は、支払い料金の3%から5%をカード会社に支払うものです。通常は店側が負担しますが、病院によっては利用手数料を患者に請求するところがあります。
このような請求は、法律には違反していません。
しかし、クレジットカード会社には加盟店規約というのがあり、利用手数料を支払い者に請求するのは違反していると書かれています。
このようなことから、本来は患者に利用手数料を支払わせるということはできないのです。
もし、かかりつけの病院でそのような請求があれば、現金で支払うようにするべきです。
そのような病院ではクレジットカードのポイントより多額の手数料を取られるのが普通ですから。
ただ今後も長く付き合っていくとなると、クレジットカード会社の規約を平気で違反する病院と付き合っていくのは賢明とは言えないでしょう。
健康は言うまでもなく非常に大事です。怪しい病院に頼らず、他の病院を探したほうがいいと思います。
今後はクレカ対応の病院が増えそう
大中小規模の病院に共通して言えることですが、そのほかの施設と比べると、クレジットカードの普及は遅れているといえるでしょう。
なぜ遅れているのかというと、病院がカード会社に支払う利用手数料が要因になっています。
病院での支払いは高額になることが多くなり、そこから利用手数料を病院側が負担するとなると、それなりの金額がかかることを計算していると考えられます。
ただ総務省や行政機関が、サービス向上を目的としてクレジット普及をすすめています。今後は病院でもクレジット払いができるところは、増えていくと思います。
薬局やドラッグストアでは、クレジット払いは普及しています。
大手のドラッグストアでは、ほとんどのクレジットカードを使用できます。
例えば、マツモトキヨシ・サンドラッグでは、ほとんどのクレジットブランドのもので支払いできます。ウェルシアでは、それに加えて楽天Edy・WAONのような、電子マネーでも支払いすることができるくらい普及しています。
歯医者は保険適用外治療にしか使えないことが多い
歯医者でクレジット払いするとなると、使用できるケースとできないケースに分かれます。
矯正治療・セラミックのようなケースでは、クレジット払いに対応しています。
逆に国や自治体が財源となっているようなケースだと、クレジット払いすることができません。
例えば、虫歯の治療といったようなケースです。歯医者で精算するときは、基本的に治療費がかからないケースでは、クレジット払いできないと考えておいたほうがいいかもしれません。
高額なセラミックを入れるなら、絶対クレカを使おう
歯医者でも、歯周病・矯正治療・セラミックするときには、精算するときクレジット払いできます。
このような治療をするときは、自費治療になることが多いです。
歯医者では保険治療のケースだとクレジット払いできないことが多いですが、自費治療のケースではクレジット払いができます。
保険治療と自費治療というのは、一般の人間では区別がつきにくいので、受付担当者に聞いてから精算するようにしましょう。
限度額の一時増額法
高額な料金をクレジット払いするときに、気を付けるのは限度額です。
限度額を超えてのクレジット使用はできません。そのようなときの対策として、クレジット会社に一時増枠を申請する方法があります。
一時増枠は一定期間限度額を増枠できるサービスで、通常増枠よりも審査をクリアできる確率は上がります。申し込みはインターネットや電話の方法があり、新規から半年以上経過してから申し込みする必要があります。
審査結果は1週間くらいかかるケースもあるので、病院で精算する日にちと照らし合わせながら、増枠の申し込みをするようにしましょう。
関連記事:楽天カードの限度枠一時増枠
まとめ
このようにクレジット利用ができるところは、大きな病院ほど普及しています。
精算するときのクレジット払い時に、病院側から利用手数料を支払うように請求されても、断るようにしましょう。
クレジット払いができる基本的なケースは、手術や矯正治療をするようなときに支払いできます。しかし場所やケースによって、クレジット払いができるところとできないところがあります。
病院に行くときは事前に確認して、クレジットカードと現金を持ち合わせる形にすると利便性は高くなります。
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