家電量販店でお得に支払う– category –
今ではネット通販で存在を危ぶまれている家電量販店ですが、元店員側の人間として見ると、通販よりも優秀な点がたくさんあるのに利用しないのはもったいないように見えます。
家電量販店はずばりこういう使い方をすれば通販よりもお得になるということを伝授したいと思います。
インターネットの申し込みと一緒に価格交渉
地方や地域にもよりますが、どこの家電量販店でもインターネットプロバイダのお申し込みを受け付けております。
これはどういうことかと申しますと、インターネットが申し込みされると、その店舗にはプロバイダからロイヤリティが入ってきます。
ロイヤリティはプロバイダやコース、オプションの有無によって違いますが、数万円ほど。それは家電量販店だけでなく、どこのサイトや代理店から申し込んでも共通のシステムです。
各代理店はそのロイヤリティを利用して、インターネット加入すると数万円分ポイント(もしくは商品券など)還元というキャンペーンを行っている仕組みとなっております。
それも同じ法人でも、店舗ごとでプロバイダ加入者の件数を争っているという実情があります。
同じヤマダ電機やジョーシン、エディオン同士の店舗でも、プロバイダ加入者を争っています。
しかも店舗ごとに月間ノルマがあります。
この仕組みは家電量販店でパソコンや白物家電、テレビ、季節家電などの高級家電を購入する際に価格交渉で強い効力を発揮します。
ネット加入を前提で価格交渉すると、プロバイダ加入なしで価格交渉するよりも大幅に値下げ交渉が出来ます。
「ネット加入するからもっと安くできますか?」と言われれば「はい!」と応えない店員は恐らくおりません。
もちろん、その価格交渉による値引きに加えて数万円分のポイント還元もしっかりと得られます。
これはネット通販では中々得られにくいアドバンテージとなります。
値段交渉が成立しにくい場合
家電量販店がネット系販売店(アマゾン、楽天市場、価格コム、など)に対してアドバンテージがあるのは、値引き交渉ができる!というてんでしょう。
ただし、これにも例外があります。
消耗品は安くなりにくい
例えばプリンタのインクや蛍光灯といった一部の商品、現品(展示品)、セール品、取り寄せ品、小物はあまり安くしてもらえません。
また、店舗どころか店員ごとにこの値引き率は差が出てきます。
店員に権限がない場合
店員が新人だったりして権限がないと、値引きがあまりできません。
店長や売り場責任者など権限のある人と交渉すると値引き交渉が進みやすくなります。
店舗に値引き権限(発言権)が無い場合
私の経験上ですが、地方の小規模な店は値引きをあまりしてくれません。
売り上げがない店だと家電グループ内での発言力が弱くて値引きに応じられないのでしょうね。
他の店舗と比較して競わせよう
これは都会の大規模店などで有効な方法ですが、店舗間で値段を競わせるのは有効です。
池袋のヤマダ電機とビックカメラの値下げ戦争は有名ですよね。
店員からはあまり好かれないかもしれませんが、最も安くする方法と言えます。
近くの最寄のライバル法人の家電量販店の店舗で同じように価格交渉し、各店舗で値段を争わせるのです。
これは正直、店員も頭が痛くなる方法で時間もかかりますし、良心が傷まず抜かりなく出来るという方限定になります。
しかし、新築や引越しの関係などで数十万円を超える買い物をする方にはお勧めの方法ですし、結構やっている方も多いです。
「パソコンだけ買う」という方でも結構いらっしゃいます。
家電量販店では、価格の写真を撮ることは禁止になっておりますので、メモ帳に値段を控えるなり見積書を作ってもらうなりして、「この店ではこの値段だったんだけど」と言えば限界まで粘ってくれます。
もろ刃の剣:ネットとの比較
うまく行けば意表に強力なのがネットとの比較です。
インターネット上の価格コムなどとの最安値と比較して、「これより安くしてください!」っていう手法は強いです。
ただでさえ安いネットの最安値より安くなるわけですから。
実際に都会の大規模店なら、ネットより安くなるでしょう。
しかし、これはもろ刃の剣でもあります。
人によっては「価格コムや通販専門店の値段を持ち出してはいけません」っていう人もいるくらいです。
なぜなら、家電量販店の店員は価格コム相手には価格勝負はすぐ諦める傾向がある人がいるからです。店舗の方針でネットとは競争しないって店もあります。
地方の値下げ体力がない店で買う場合は気を付けましょう。
もしくは地方にお住まいの方は、素直にネットで買っても良いでしょう。
家電はいつ買うのがお得か
ボーナス期はあえて避けろ
家電量販店では、夏のボーナス商戦とクリスマス商戦があります。
夏のボーナス商戦とクリスマス商戦というのは、ボーナスが出たときに家電製品を買い替える方が多いです。
そこでメーカーは、夏と冬のボーナス時期に合わせて新商品を生産をします。
では、夏のボーナス商戦とクリスマス商戦で買うといいかというと、そうではありません。
ボーナス、クリスマス前に買うのが商品サイクル的に正解
夏のボーナス商戦とクリスマス商戦前に買うのが、安く買えることが多いです。
メーカーは夏と冬のボーナスに合わせて生産すると書きました。家電量販店では、夏のボーナス商戦とクリスマス商戦の前に在庫処分をします。
在庫処分というと、聞こえが悪いと思いますが、家電製品において強烈な進歩というのはあまりないです。
特にパソコンやオーディオ製品は、そこまで性能がよくなることはありません。
新製品だから良いということもありません。新製品は何が違うかという疑問が出てきます。
家電製品の中身の部品が変わる程度が多いのです。もしくはデザインが変わる程度です。
そのため、1つ前の機種を買うのが安く買うコツと言えます。
夏のボーナス商戦において新製品が置かれるタイミングは、おおよそ6月くらいから開始されます。
一方冬のクリスマス商戦において新製品が置かれるタイミングは10月くらいから開始されます。
安く買うのであれば、その1か月前に買うのがいいです。
夏のボーナス商戦では5月。冬のクリスマス商戦では、10月に在庫処分が家電量販店にて開催されます。
在庫処分を狙って行くと、家電製品によりますが半額未満になることもあります。
お買い得です。1つ前のタイプを嫌う場合には、仕方ありませんが、家電製品の進化は地味で普通は一つ前のモデルでもあまり変わりません。
1つ前のタイプであっても、良い買い物になのです。
また、中古ではありませんので、同じタイプの製品を購入された方より長く保証期間があるというのがメリットです。
新製品は不良品にあたりやすい
新製品が出始めたときには、不良品に当たるケースが多いかと思います。
待てば待つほど不良でない製品にメーカーは変えていきます。
そのため不良品に当たることが少ないことがあります。
焦って買わなくても時期さえ間違えなければ、待てば安い家電製品が買えたという後悔がなくなります。
メーカーが初期投資を回収した段階がねらい目
新製品を買って、しばらくすると安くなるのには理由があります。
メーカーは家電製品を作る場合に、金型(かながた)と言われる家電製品の外側のプラスチックや金属の部品を作ります。
この部品には億単位のお金が発生します。
どんどん製品が売れていくと、売り上げが金型を作ったときの費用を超えて、いわゆる「初期投資を回収した状態」になります。
初期投資を回収してしまえば、メーカーはもうかりやすくなっているので、どんどん商品を値下げすることが出来ます。
メーカーとしても、初期投資回収済みのモデルを多く売った方が儲かりますからね。
ヒットした製品であれば、さらに安くなっていきます。
そして、メーカーが初期投資を回収したタイミングは、製品によりますが夏のボーナス商戦前とクリスマス商戦前ということが多いのです。
あらゆる面から、家電のおすすめの購入時期は、ボーナス商戦前とクリスマス商戦前ということが出来ます。
家電の種類別、おすすめの買い方
エアコンや洗濯機の買い方
エアコンや洗濯機には時期があります。
特にエアコンが必要なのは一番が夏で、次に冬です。夏の前には新しい製品が出るため、原価に近い値段で売っています。
しかし売れ残りになるともっと安く売っており何万円もお得に買うことが出来ます。
会員カードを使ってさらに安い値段で買うのが一番いい手段です。
パソコンの買い方
パソコンには買い方があります。
安いパソコンでもいいものを見つける方法があります。
まずお店できちんと保証をやってくれるところで、口コミ数の中で一番いいメーカーか2番手のものを選びます。
何故2番手もいいかというと1番手にすると修理のときに人気があり長引く可能性もあります。
修理を少しでも早くしたいなら少し人気がない2番手のメーカーを選ぶというのも選択肢です。
それからintelという文字が書いてあれば安くてもそれなりにいいです。
intelというのは他のより安全や丈夫さがきちんとしているという意味です。
特に季節でいうと春がおすすめです。春は社会人や学生が新しいのを買う時期でもあるし、3月や4月頃になると価格が一気に安くなります。
普段で買うよりは2万ほどお得になります。
テレビの買い方
テレビは普段買うのがいいです。年末年始はテレビを見たい人がたくさんいます。
普段なら皆は勉強や仕事をしているし需要もほどほどです。
今はアナログからデジタルになり最初はとても高かったですが、今の家庭は皆きちんとデジタルが壊れない状態であるのが多いため、今買うとかなりお得になります。
後は広告チラシやアプリなどを見ながら買う必要もあります。
いいものを買うには一度だけで判断せずに、数回行きながら決めるというのも手段です。あまり焦りすぎないように前もって考えておく必要があります。
家電量販店では、その店のクレジットカード作ろう
一番いいのはその専門店でカードを作ることです。
その専門店でクレジットカードを作ると、専門店と提携のあるクレジット信販会社のカードがつくれますので、それをもっておくと大丈夫でしょう。
クレジットカードを使うと、クレジットカード会社に手数料を払わなければならないので、家電量販店側は利益が減ってしまいます。そのため、ポイント還元率を下げるなどの対応を取ります。
しかし自社のクレジットカードの場合は、利益があまり外に流出しないので、ポイント還元率を下げないで、むしろキャンペーン的にアップさせることをしています。
また、会員カードに入っていると、商品の補償金感を長くしてくれるサービスもあります。
まとめ
インターネットをこれから申し込む、または他社に切り替える予定があるという方は家電量販点でその旨を相談し、価格交渉すればかなりお得に購入することが出来ます。
さらに、他店舗の見積もりも作っておいて、最初から狙った本命の店で買うようにすれば、かなり優位に進められることができるでしょう。
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