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大田区民向け奨学金の基本。大田区育英奨学金、東京都、全国型

大森エリア(東京都大田区)に住む学生が利用できる奨学金には、全国規模の制度から地方自治体独自の制度までさまざまな選択肢があります。

ここでは、それぞれの特徴と活用方法について詳しく解説します。

目次

1. 大田区独自の奨学金制度:地元からの手厚い支援

大田区育英奨学金

大田区が直接運営している奨学金制度で、区内の学生をしっかりサポートします。

主な特徴

  • 給付型奨学金
    返済不要のため、家計に負担をかけず学業に専念できます。
  • 対象条件
    • 大田区に3年以上在住している学生。
    • 家計収入が一定以下で、学業成績が優秀なこと。
  • 給付額
    年額120,000円(高校生)または240,000円(大学生)。

申し込み方法

  • 募集時期は毎年1月頃。書類の準備が必要です。
  • 詳細情報や最新の募集要項は、大田区の公式サイトをご確認ください。
    大田区公式サイト

2. 東京都の奨学金制度:都全体での支援

東京都育英資金(都独自の奨学金)

東京都が提供する無利子貸与型の奨学金です。大田区在住の学生も対象となります。

主な特徴

  • 無利子貸与型
    返済時に利息がつかないため、将来の負担を抑えられます。
  • 対象条件
    東京都内に1年以上在住している学生。
  • 貸与額
    • 高校生: 月額6,000円~30,000円
    • 大学生: 月額20,000円~52,000円

申し込み方法

  • 毎年4月頃に募集開始。住民票や所得証明書の提出が必要です。
  • 詳細情報は、東京都の公式サイトで確認してください。
    東京育英資金公式サイト

3. 全国規模の奨学金制度:幅広い選択肢

日本学生支援機構(JASSO)の奨学金

全国の学生が利用できる日本学生支援機構(JASSO)の奨学金は、多くの学生にとって身近な選択肢です。

主な種類

  1. 第一種奨学金(無利子)
    • 主に成績優秀で世帯収入が一定以下の学生が対象。
    • 例: 大学の場合、月額20,000円~64,000円(自宅外では最大75,000円)。
  2. 第二種奨学金(有利子)
    • 第一種より条件が緩やかで、広く利用されています。
    • 例: 大学の場合、月額20,000円~120,000円から選択可能。

申し込み方法

  • 在学採用(進学後)または予約採用(進学前)で申し込み。
  • 詳細は日本学生支援機構の公式サイトをご覧ください。
    日本学生支援機構公式サイト

4. 民間団体や企業の奨学金

あしなが育英会

家計が厳しい家庭の学生や親を亡くした学生を対象にした奨学金制度。

三菱財団奨学金

理系学生向けの奨学金で、大学院進学希望者に特に適しています。

  • 給付型奨学金: 毎月50,000円~120,000円。
  • 詳細は公式サイトをご確認ください。

5. 奨学金を最大限活用するためのポイント

  1. 地元の制度を最優先に活用する
    大田区独自の奨学金は、地域に根差した支援制度のため、条件が合えば最も恩恵を受けやすいです。
  2. 他制度と併用可能なものを探す
    東京都や全国の奨学金と組み合わせて利用することで、より充実したサポートが受けられます。
  3. 申し込み時期を見逃さない
    奨学金は申請期間が限られているため、事前に必要書類を準備し、締切を確認してください。
  4. 返済計画を立てる
    貸与型の場合は、卒業後の返済負担を考慮して利用額を慎重に設定しましょう。

地元大田区の奨学金は、地域住民としての強みを活かしたい方に特におすすめです。まずは区の制度を確認し、条件が合えばぜひ利用してください。そのうえで東京都や全国規模の奨学金も併用し、学びのチャンスを広げていきましょう!

 

奨学金とは?基礎の基礎

そもそも、奨学金とはどういうものでしょうか。

学校の成績は優秀で、将来への目標もある。そのためには、大学や専門学校へ通って、勉強をしたい。でも、様々な理由で、進学などができない場合があります。例えば、経済的な理由で、修学が困難な場合。そのような場合に、貸与したりあるいは給付したりして、修学の力になろうというしくみです。

経済的理由で修学が困難な優れた学生に学資の貸与を行い、また、経済・社会情勢等を踏まえ、学生等が安心して学べるよう、「貸与」または「給付」する制度です。

一般的に日本学生支援機構の奨学金が有名です。

奨学金といえば、自治体や企業、団体でも奨学金制度を設けているところもありますが、募集人数や利用人数の関係で最も有名で利用者が多いのは、この日本学生支援機構の奨学金です。昔は日本育英会と呼ばれていました。お父さんやお母さんにもおそらく馴染みの深い奨学金でしょう。

 

日本学生支援機構の奨学金は二種類!一種と二種

奨学金とは経済的な問題で前途ある学生の進学を諦めさせないようにと設けたものです。その中でも日本学生支援機構では、無利子の奨学金である第一種奨学金と有利子の第二種奨学金を設置しています。

第一種奨学金とはどんなもの?

第一種奨学金では、選考が厳しく第一種は成績が高校1年からこれまでの成績が3.5以上、在籍者の場合は学部学位の成績上位1/3以内と家庭の収入などが審査の対象になります。申し込みの条件が厳しく、申し込んだからといって必ず第一種の奨学金を借り受けることができるわけではありません。

第一種奨学金には「無利息」で、借りた分だけ返済すればいいという特徴があるため、とても人気があって競争率が激しいのです。厳しい専攻の中でさらに選考に合格しなければいけません。

第一種の奨学金はいくら支給される?

第一種奨学金は自宅から大学に通うのか、それとも下宿先から通うのかによって額が変わってきます。また、国立大学なのか私立大学なのかによっても変わってきます。

大学(国公立)
・自宅通学:月額3万円~45,000円
・下宿からの通学:月額3万円~51,000円

大学(私立大学)
・自宅通学:月額3万円~54,000円
・下宿からの通学:月額3万円~64,000円

短期大学(国公立)
・自宅通学:月額3万円~45,000円
・下宿からの通学:月額3万円~51,000円

短期大学(私立)
・自宅通学:月額3万円~53,000円
・下宿からの通学:月額3万円~6万円

参照
http://www.jasso.go.jp/shogakukin/seido/kingaku/1shu.html

第二種奨学金とはどんなもの?

第二種奨学金は、成績は平均以上で進学意欲のあるもの、特定分野に優れた資質があるもの、進学先での学修に意欲があり、学業が確実に修了できる見込みがある人物に与えられます。

第二種は第一種よりも選考基準はゆるやかとなっています。利息は、年3パーセントが上限となっています。利息が付くとはいえ、他の教育ローンよりも低く、景気などによって変動することもないので、手が出しやすいと言えるでしょう。

第二種の奨学金はいくら支給される?

第二種奨学金の貸与額は次の通りです。

大学
月額30,000円、50,000円、80,000円、100,000円または120,000円

短期大学
月額30,000円、50,000円、80,000円、100,000円または120,000円

私立の歯学部や歯学部に通う場合はさらに増額することも可能となっています。

参照
http://www.jasso.go.jp/shogakukin/seido/kingaku/2shu.html

奨学金の返還はいつからするの?

第一種、第二種ともに卒業した直後から奨学金の返済が始まります。したがって大学の場合、卒業し社会人になってまとまったお給料をもらうようになってから返済を始めることになります。一気に全額返済するのではなく、ローンの返済のように分割でこつこつと返済することになります。返済額は借入額によりますので、自分の返済についてシミュレーションしておくのがいいでしょう。

日本学生支援機構のホームページでは、返済額のシミュレーションができるようになっています。

関連記事:奨学金は「借金」であるという真実

奨学金の返還が難しいとき

大学を卒業したが、思ったほど給料が入っていない、まだ自分の収入では生活が難しいなど、奨学金の返済ができないときは、奨学金の返還猶予願い制度を利用することもできます。猶予期間は5年と決まっていますが、それまでに計画的に返済できればよし、それができなければ月々の返済を減額する方法があります。

返済が難しいという理由で連絡もせず、払わなかった場合は延滞ということになります。せっかく進学したのですから、返済も有効的な方法で返済していきましょう。

賢い借り方とは?奨学金利用のために覚えておくべきこと

奨学金といっても、日本学生支援機構以外にもたくさんの奨学金があります。どこの奨学金が自分に合っているのかを比較することも大切です。

奨学金の制度を活用しつつ、スムーズに返済できるよう上手に利用しましょう。そのためには、あなたの状況と照らし合わせてどの程度の支援金が必要なのか、どの程度なら無理なく返済できそうか、などを考慮しながら手続きを行っていく必要があります。

日本学生支援機構以外の奨学金も!新聞奨学生とは

新聞奨学生という奨学金制度もあります。大手新聞社が独自に設けているもので、進学前に申し込みをし、新聞配達の仕事をすることで、奨学金の制度を利用できるというものです。

新聞奨学生のメリットは、ずばり返還しなくてよいこと。他の奨学制度の多くが卒業後に返還をしなければならず、月に数千円から数万円の返済は経済的に大きな負担になりかねません。しかし、稼ぎながら奨学金を得ることになるので、負債を負う心配はありません。奨学金を、返済義務を負わずに得ることができる上、一部の新聞奨学制度では住居や食事も支給されることもあります。

ただし、やはり働きながら奨学金を得ることは、身体的負担と時間の制約を多く受けることとなります。早朝、学校へ行く前に配達をし、夕方も夕刊を配るという生活がほぼ毎日続くことになります。サークルやアルバイトを楽しみながらのキャンパスライフとはほど遠いものとなるでしょうし、油断すれば体調を崩したり、想像とかけ離れた生活に耐えかねて退学に繋がったりということにもなりかねません。

体調管理をしながら、数年間新聞配達と学業の両立を続ける覚悟が必要です。

大学独自の奨学金制度もある

大学には、大学独自の奨学金制度があります。

まず、給付型のものが挙げられます。入学試験や、大学の成績が優秀な人や、これらに当てはまる人でなおかつ経済的理由で学業の継続が難しい人が対象となります。

また、貸与する形のものもあります。経済的に勉強を続けることが難しい人に、卒業後の返済を条件に貸与するというものです。

そして、大学提携の教育ローンの制度です。在学中の利子に当たる学を奨学金として支給されます。卒業後、利子とともに返済していくことになります。

大学進学後、奨学金制度を希望する場合には、大学側に問い合わせて検討してみましょう。貸与型のものや、教育ローンは将来の返済も見越して借りることが望ましいでしょう。

特定の資格保持者に、奨学金を出す学校もあります。例えば、簿記や英語検定などです。学校によってはスポーツなどの部活動の成績によるところもあります。

また、看護系の専門学校では、貸与型の奨学金を設けているところもあります。卒業後は指定された病院に一定期間勤務すると返済免除となる場合もあります。

まとめ

奨学金について、大枠の理解をしていただけたと思います。

まずは、在学中の高校や進学予定の学校に問い合わせて、どの奨学金の制度を利用するか検討してみましょう。
経済的な不安をなくして、より充実した学生生活を送りたいものですね。

関連記事:奨学金の返還免除を狙うには?競争は入学前から

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