特に関西圏での人気が高い「餃子の王将」と「大阪王将」ですが、両者の違いが説明できる人はそれほど多くないでしょう。
同じような名前でも会社はまったく別物です。それ以外にも様々な違いがありますが、どのような違いがあるのか、また餃子の王将ではクレジットカードが使えて、大阪王将では使えないというのは本当か、確認していきましょう。
「餃子の王将」と「大阪王将」は別の店
「餃子の王将」と「大阪王将」は、もともとは同じお店でした。
しかし、1969年に「餃子の王将」を運営する王将フードサービスの創業者の親類が、のれんわけという形で「大阪王将」を立ち上げ、現在はイートアンドという社名で別会社として営業しています。
のれん分けは、半ばけんか別れのような形であったため、その後も餃子の王将サイドが大阪王将に「王将」と名乗らないようにと、裁判ざたになるということもありました。
裁判は和解で決着がつき、現在は「餃子の王将」「大阪王将」の名称で営業されています。
「餃子の王将」ではクレジットカードは使えない
餃子の王将の各店舗では会計にクレジットカードを利用できない場合が多いため、注意が必要です。
ただし、イオンなどの大型チェーンストアなどに入っている店舗の場合は、例外的に利用できる場合もあります。
しかし、そのような店舗もわずかなため、基本的にはクレジットカードが使えないと考えておきましょう。
また、電子マネーもイオンやアリオなどに入っている店舗を除いて、利用できない店舗がほとんどです。
「大阪王将」ではクレジットカードが使える。相性が良いカードは?
「餃子の王将」ではクレジットカードが使えない場合が多いなら、「大阪王将」でも使えないのかと言うと、「大阪王将」では事情が違っています。
「大阪王将」は多くのお店でクレジットカードを利用することができます。
特に2018年1年から導入を開始した「Tカード」との相性が良く、大阪王将で食事をすると200円で1ポイント、また利用の場合は1ポイント1円で利用可能です。
特にクレジット機能付きTカードであれば、さらにお得にポイントを貯めることができます。
クレジットカードは持ちたくないという人であれば、クレジット機能が付いていないTカードであっても、大阪王将を頻繁に利用するという人であれば食事によってTポイントを貯める、そして使うことができます。
大阪王将オリジナルTカードも作ることができるため、大阪王将を特によく利用する人は1度作ってみてはいかかでしょうか。
「餃子の王将」と「大阪王将」をお得に支払う方法
「餃子の王将」や「大阪王将」での支払い方法として、クレジットカードの紹介を先にしましたが、他の支払い方法はどうなのでしょうか。
電子マネーや金券、また株主優待券が使えるのか、確認していきましょう。
電子マネー
先にも解説しましたが、「餃子の王将」では一部店舗でのみ電子マネーが使えます。
「大阪王将」も電子マネーが利用できる店舗が増えていますが、まだまだ使用できる店舗は限られています。
使用可能な電子マネーの種類は下記のとおりです。
「餃子の王将」(ただしごく一部の店舗のみ)
・交通系の電子マネー(PASMO、Suica、ICOCAなど)
・ポストペイ型電子マネー(ID、QUICpayなど)
・イオンモール内ではWAONが利用可能
・アリオ内ではnanacoや楽天Edyが利用可能
「大阪王将」
・交通系の電子マネー(PASMO、Suica、ICOCAなど)
・ポストペイ型電子マネー(ID、QUICpayなど)
・イオンモール内ではWAONが利用可能
・国際ブランド付きプリペイドカード(au WALLET、ソフトバンクカード、LINEpay)
ただし、店舗によっては使えない電子マネーの種類もあるため、事前に確認をしておきましょう。
金券
「餃子の王将」「大阪王将」のどちらのお店も、お店独自で発行しているギフト券やサービス券などの利用はできますが、JCBやVISAなどの他社のギフト券の利用がほぼ不可能となっています。ジェフグルメカードの利用もできません。
ただし、「餃子の王将」では多くの店舗で「ぐるなびギフトカード」を利用することができます。(「大阪王将」では、ごく一部の店舗でのみ利用可能)
株主優待
「餃子の王将」「大阪王将」どちらも株主のみに優待サービスを提供しています。
内容を下記の表にまとめました。
<餃子の王将の優待内容>
餃子の王将で使用できる「株主様ご優待食事券(500円)」を、3月末(発送6月)、9月末(発送12月)の株主名簿に記載されている株主に贈呈。
(2017年9月30日期限の株主名簿に記載された株主に贈呈された内容)
保有株式数 | 優待内容 |
100株以上200株未満 | 2,000円分(500円券×4枚) |
200株以上500株 | 3,000円分(500円券×6枚) |
500株以上1,000株未満 | 6,000円分(500円券×12枚) |
1,000株以上 | 12,000円分(500円券×24枚) |
※優待の金額は決算内容によって変わるため、いつも上記の内容とは限らない
株主優待食事券は「ラーメンパック」「王将ラー油」など、餃子の王将の所定の金額のコース商品と交換することも可能。
3月末の株主名簿に記載されている株主に「株主様優待カード」(食事5%割引)を贈呈。
<大阪王将の優待内容>
毎年3月末と9月末の権利確定日に株主名簿に記載された株主に、株の保有数に応じて大阪王将の自社商品、または大阪王将食事券などの中から株主が選択した商品を贈呈。
(2018年度株主優待内容)
商品内容 |
こだわり餃子 |
大阪王将 玉手箱 |
冷凍食品ゴージャスセット |
大阪王将 お食事券 |
(配布基準 2018年3月31日時点)
所有株式数 | 商品選択数 |
100~499株 | 上記商品から1個選択 |
500~999株 | 上記商品から3個選択 |
1000株以上 | 上記商品から6個選択 |
さらに中間優待として、大阪王将お食事券2,000円分を贈呈。(2016年9月実績)
まとめ
「餃子の王将」と「大阪王将」は、ルーツが同じですが現在ではまったくの別会社となっています。
そのため、クレジットカードや電子マネーの利用状況や株主優待の内容などもまったく違っています。どちらの王将が自分好みか、じっくり選択してからお得にサービスを利用しましょう。
コメント