新しくクレジットカードを作りたいなら転職前に作っておくのが良いでしょう。
その理由は、転職によって一時的にあなたの信用力が落ちるからなのですが、その理由を詳しく見ていきましょう。
転職後は勤続年数がリセットされる
勤続年数は個人の信用を図る上で重大な要素です。
居住年数、勤続年数は長いほうが収入が安定していて、返済能力が高いと判断されるのです。
転職したばかりだと、その仕事がいつまで続くかわからないので審査にマイナスに働いてしまいます。何度も転職を繰り返している人ならなおさらです。
たとえ年収が少なくても勤続年数が長ければ安定した収入があると判断されるので、審査に通りやすくなります。
例えば勤続10年、年収400万円の人の方が勤続1年年収700万円の人より審査に通りやすいのです。収入の安定性というのはそれほど重視されるのです。
転職直後のクレジットカードの申込は以上の理由から控えるべきです。少なくとも半年から1年経ってから申し込んだ方が無難です。
また、申込の記録は信用情報機関に残るので、転職直後にあせって何社もクレジットカードを申し込むと「申込ブラック」となり、その後の審査に通りにくくなるので注意が必要です。
ブランド力が高いカードこそ作っておくべき
転職前に作っておくべきカードは銀行系のブランドカードです。ブランドカードは流通系のカードに比べて審査が厳しくなっています。
流通系のカードが自社のECサイトや店舗に誘導するためのツールであるのに対し、銀行系カードに代表されるブランド系カードは、その銀行に顔でもあるからです。
「どえらいカード」などと呼ばれる三井住友VISAカードは銀行系ブランドカードとして有名ですよね。
こういう三井住友VISAカードのようなカードを作る場合は、転職前に作るべきなのです。
ゴールドカードに代表されるワンランク上のカードが欲しい場合も、同じ理由で転職前に作っておくべきです。
今持っているカードは転職時にどうすればよい?
ここからは、すでに持っているクレジットカードは、転職する場合どうすればよいかを見ていきましょう。
保有しているクレジットカードは、転職したらカード会社に連絡しなくてはいけないのでしょうか?
転職届はどのタイミングで出すべき?
クレジットカードの会員規約では、勤務先が変わったら必ず届け出をするように記載されています。信用情報機関で転職したことがわかると、届け出をしていない場合、「無職」と見なされてしまう可能性があります。
今は電話やネットで簡単に手続きできるところが多く、提出して特にデメリットはないので早急に提出した方が無難です。
ただし、日本人は一人当たり2枚以上のクレジットカードを保有していて、たくさん持っている人は10枚近くにも及ぶでしょう。
そうなると、すべてのカード会社に連絡するのは面倒です。
このサイトの管理人は、無料カードにこだわってクレジットカードを数十枚保有していますが、転職した際にはメインのカード会社にしか連絡しませんでした。
よく使うカード以外は別に信用力が下がっても、あまり関係ないですからね。
転職先に在籍確認の問い合わせって来る?
転職の届け出で在籍確認の問い合わせが来ることはほとんどありません。
在籍確認は一般的にはカードの入会時のみです。しかしながら、度々転職を繰り返していれば、在籍確認の問い合わせがあることも考えられます。基準は「転職により返済能力に大きな変化が生じるか」なのです。
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