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LINE Payって危ないの?セキュリティの仕組みを他のモバイル決済と比べてみた

スマホ決済サービスはとても便利なのですが、「LINE Payって危ないのでは?」といった意見が出ています。

確かに、今まで現金での支払いをしていた人にとっては、本当にLINE Payで決済できるのか不安になるのではないでしょうか。

以下では、LINE Payが危ないとネットで噂されている理由を幾つか挙げてみました。

LINE Payが危ないって言われる理由
・スマホの端末やLINE Payカードを紛失した際に不正利用される恐れがある
・LINEのアカウントを乗っ取られて不正利用されるリスクがある
・スマホの機種変更やLINE Payアプリの再インストールで、決済やチャージに不具合が起こる恐れがある
・一切の電話窓口が用意されておらず、緊急時でもWebフォームから問い合わせないといけない

自分の知らないところで不正利用されて、多額の請求が来たらたまったものではありません。

それに加えて、端末変更やアプリの再インストールといったデータの取り扱い上のトラブルが起こった際に、「LINE Moneyアカウント利用規約」では下記のように記載しています。

  • LINE Payサービスに「安全性」「信頼性」「特定の目的への適合性」「セキュリティなどに関する欠陥」「エラーやバグ」「権利侵害」がないことを明示的にも黙示的にも保証していない
  • 利用者に対して、かかる瑕疵を除去してLINE Payサービスを提供する義務を負わない

何かしらのトラブルで補償の対象になるケースもありますが、認定されるのかどうかはその時になってみないと分からないということですね。

また、LINE Payのカスタマーサポートに対しても、このように良くない口コミや意見が出回っていました。

LINE Payのカスタマーサポートへの不満

  • 不正利用で問い合わせたが電話しても自動音声案内しか流れない
  • Web問い合わせに限定していてもレスポンスが遅すぎる
  • とある内容で相談した時に回答まで2週間もかかるのはあり得ない

サポート体制が良いとは決して言えませんので、「LINE Payは危ない」と考える人も多いわけです。

こういった事実を目の当たりにして、「スマホ決済サービスを使いたいけど本当に大丈夫なの?」と疑問を抱えている方はいませんか?

サポート体制の良し悪しに関してはまだまだ改善して欲しい部分がありますが、結論から言うとLINE Payは安全です。

なぜLINE Payが安全だと判断できるのかは、次の項目で詳しく説明していきます。

目次

LINE Payのセキュリティの仕組みを他のモバイル決済と比べてみた

スマホ決済サービスを利用するに当たり、安全性が高いのかどうかは最も大事なポイントなのではないでしょうか。

今まで電子マネーやクレジットカードを使ってこなかった人にとっては、安全性が気になるポイントですよね。

日本でも導入が本格化してきていることもあって、どのモバイル決済サービスもセキュリティには力を入れています

この点に関してはLINE Payも一緒ですので、「危ない」「危険性が高い」といったことはありません。

ここではLINE Payのセキュリティの仕組みを詳しく解説していますので、他のモバイル決済とどう違うのか比べてみてください。

チャージ型のプリペイド型の支払いが採用されている

セキュリティとは少々意味合いが少し違いますが、LINE Payはチャージ型のプリペイド型の支払いが採用されています。

チャージ残高がゼロでも登録したクレジットカードでの支払いをLINE Pay経由で行えるものの、基本的な仕組みは前払い式のカードです。

つまり、使用限度額はチャージした金額ですので、それ以上に使用することはできません。

プリペイド型の支払いのLINE Payには、次の3つのメリットがあります。

LINE Payのプリペイド型(先払い)としてのメリット・後払いのクレジットカードとは違って無駄遣いを防ぐことができる
・紛失してもLINEアプリから利用停止の手続きができる
・紛失しても損害額はチャージ額で済む

被害を最小限に抑えられるため、LINE Payに危険性が一切ないことはお分かり頂けるのではないでしょうか。

LINE Payにチャージする方法はコンビニと銀行口座の2種類ですが、どちらも自分の判断で入金した金額以上引き落とすことができません。

プリペイドカードでもチャージ額が大きければ紛失した時のショックはデカいのですが、限度額まで引き落とせてしまうクレジットカードよりはリスクが低いわけです。

ただし、LINE Payのオートチャージ機能を利用する際は十分に注意しないといけません。

通常はコンビニや銀行口座からチャージするのに対して、LINE Payのオートチャージには次の特徴があります。

LINE Payオートチャージの仕組み・LINE Payの残高が事前に設定した金額を下回った時に銀行口座から自動的にチャージされる
・残高不足で決済できないという事態を未然に防ぐことができる
・オートチャージの条件や金額はオンライン上で設定できる

とても便利な機能ですが、紛失して不正利用されている場合はLINE Payのチャージ額以上の被害を被るリスクがありますので、LINE Payの設定画面からオンオフを切り替えましょう。

お店でやり取りする情報は暗号化されている

LINE Payを使ってお店で決済する際は、必要になる情報が暗号化されています。

従来のクレジットカードとは違い、カード番号や有効期限が文字で表されるわけではありません。

LINE Payで支払ってもお店の人に自分の登録情報が知られることはありませんので、LINE Payは安全性の高いスマホ決済サービスだと判断できますよ。

それに、LINE Payは国際的なセキュリティ認証基準のPCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standards)やISO/IEC27001に準拠しているのも安心できるポイントです。

また、LINE Payを使って支払いを済ませると、下記の情報がLINEウォレットからトーク画面にメッセージが届く仕組みになっています。

・支払いで使った決済額
・支払いをした加盟店の名前
・決済した後の残高

自分が決済した時に正しく支払われたのか確認できますし、身に覚えのない請求が来た時は直ぐに気付くことができるわけです。

誰かにアカウントが乗っ取られるリスクがゼロだとは言い切れませんので、LINE Payを使う時はLINEウォレットからのメッセージをスルーしないようにしてください。

▲LINEとLINE Payの2重でパスワードを設定できる

利用者が安全に決済サービスを使えるように、LINEとLINE Payの2重でパスワードを設定できる仕組みになっています。

「面倒だな~」と感じている方はいますが、簡単にセキュリティ性を向上させられるわけです。

LINEアプリとは違い、LINE Pay専用パスワードは次の場面で必要になります。

・LINE Payの起動時
・お店での決済時
・友達への送金時

LINE Payを起動する際やお金が移動する時に毎回専用パスワードの入力が求められますので、「LINEアカウントに不正ログインされた」「LINEの画面から不正操作された」といった場合でも悪用されることはありません。

iPhone端末ではTouch IDまたはFace IDによる指紋、顔認証でのパスワード照会機能に対応していますので、セキュリティ性を高めるために利用すべきです。

▲LINE Payカードの利用停止や解約ができる

2重でパスワードを設定できても、「LINE Payカードを落としてしまった時が心配」と不安を抱えている方は多いのではないでしょうか。

しかし、LINE PayはWeb上で簡単にカードの利用停止や解約ができます。

スマホ端末さえ手元にあれば、緊急時にLINE Payの使用を一時的に停止可能です。

以下では、LINE Payを一時停止する方法と利用を再開する方法をまとめてみました。

<LINE Payを一時停止する方法>
①LINEアプリを起動してウォレットからLINE Payを選択する
②設定項目の中の「LINE Payカード」をタップする
③カードステータスの利用中をタップする
④「カードの一時停止をしてもよろしいですか?」と表示されるので、「OK」ボタンをタップする
⑤LINE Payでの支払いや決済ができなくなる

<LINE Payの利用を再開する方法>
①LINEアプリを起動して同じようにウォレットからLINE Payをタップする
②LINE Payカードのカードステータスをタップする
③「カードの利用を再開しますか?」と表示されるので、「OK」ボタンをタップする
④「利用停止中」⇒「利用中」に切り替われば完了

「あれ?もしかしたらLINE Payカードを失くしたかも・・・」という時は、上記の手続きで利用停止してください。

不正利用や架空請求に対する利用者補償制度を導入している

上記では、LINE Payは簡単に利用停止の手続きができると記載しました。

しかし、スマホ端末自体を落としてしまった時はどうしようもありません。

二段階認証のお陰でLINEのアカウントを乗っ取られるリスクは低いものの、LINE Payを不正利用されるリスクがゼロだとは言い切れないのです。

そこで、LINE Payは不正利用や架空請求に対する利用者補償制度を導入しています。

スマホやLINE Payカードの盗難でLINEアカウントの乗っ取りによる不正利用の被害に遭った時は、次の限度額の補償を受けることが可能です。

・本人確認が済んでいないLINE Cashアカウントの場合は10万円
・本人確認が済んでいるLINE Moneyアカウントの場合は、被害額が10万円を超える時は限度額の引き上げを検討

本人確認の有無に関わらず、10万円まではLINE Payでの決済や送金・出金の補償の対象になりますよ。

もし何かしらの損害が発生した時は、次の手順でLINEに問い合わせましょう。

LINE Payを不正利用された時の問い合わせ法

  1. LINE 問題報告フォームにアクセスする
  2. お使いの機種を選択し、お問い合わせのサービスの中から「LINE Pay」を選ぶ
  3. お問い合わせのカテゴリの中から「その他」を選択する
  4. 登録電話番号と登録メールアドレスをフォームに入力する
  5. 最後に不正利用の被害に遭った旨について記載する
  6. 入力した内容に間違いがなければ「送信」をタップする

 

カスタマーサポートの混み具合によって変わりますが、正式な回答が来るまでには2日~3日程度はかかります。

ただし、LINE Payの利用者補償制度は不正利用が発生してから30日以内に報告と期限が設定されていますので、LINEウォレットに届くLINE Payの決済の通知にはしっかりと目を通しておくべきです。

まとめ

「LINE Payは危ないサービスだからやめた方が良い」とイメージしている方は少なくありません。

しかし、「個人情報を暗号化している」「2重でパスワードを設定できる」「LINE Payの利用停止がアプリ上で行える」「利用者補償制度が用意されている」など、セキュリティの仕組みが整っています。

他のモバイル決済よりも安全に使うことができますので、是非一度LINE Payに登録してみてください。

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