三井住友VISAカードは「社会人になったら1枚は持っておきたいカード」として人気のあるステータスカードです。
そんな三井住友VISAカードの限度額は高いと言われていますが、JCBの一般カードと比較してどうなのかを比較してみました。
また、限度額の増額方法や限度額の確認方法などもあわせて紹介していきます。
三井住友VISAカードの初期限度額はいくらになりやすい?
三井住友VISAカードで新規にクレジットカードを作成したいとき、必ず審査を受けて通らなければなりません。
また、審査に通ったとしても初期の限度額は少なめに抑えられることが多いです。
その理由は、まだ新規契約時では「信用度」が低いためです。
三井住友VISAカードに限らずどのクレジットカード会社でも、支払いに遅れることなく継続利用を続けることで信用度が高くなっていきます。
新規契約時には契約者が本当に支払いを確実にしてくれる人なのか判断がつきにくいため、どうしても新規契約時には限度額を少なめに設定されてしまうのです。
では、学生や新社会人向けの「三井住友VISAデビュープラスカード」の初期限度額を見てみましょう。
デビュープラスカードでは、申込者が成人している学生か、未成年の学生か、社会人かで初期限度額が変わってきます。
さらに、親権者の同意があるかないかでも限度額が変わります。
申込者 | 親権者同意 | カード利用枠 |
---|---|---|
学生(成年者)の限度額 | 不要 なし |
10万円 |
あり | 30万円 | |
学生(未成年者)の限度額 | 必須 | 30万円 |
社会人の限度額 | 不要 | 10万円~100万円 |
学生は特に信用度が低いため、成人していても親権者の同意がなければ初期の限度額が10万円とかなり低めに設定されてしまいます。
ただ、三井住友VISAカードは一生使えるカードなので、使っている間に徐々に限度額を上がっていくので心配いらいないと思います。
また、社会人の一般的な初期限度額は30万円程度ですが、職場や年収などによって50万円以上の限度額が設定される場合もあります。
逆に社会人であっても、信用度が低いと10万円程度の限度額しか設定されない可能性もあるので、もしそうなってもがっかりしないで下さい。
限度額の下限と上限の比較
クレジットカードの限度額は多いほど助かる人がほとんどでしょう。
しかし、カード会社によってもカードの種類によっても限度額(与信枠)は違ってきます。
三井住友VISAカードとJCBカードの一般カードで、限度額の下限と上限を比較してみましょう。
カード名 | 利用限度額 |
---|---|
三井住友VISAクラシックカード | 10万円~80万円(最大150万円) |
JCBカードW | 20万円~最大100万円 |
三井住友VISAクラシックカードは、新規申し込み時には10万円から80万円までの利用枠しか設定してもらえません。
しかし、利用を続けているうちに80万円以上の限度額にすることができ、150万円まで引き上げることができます。
これはJCBカードも同じで、継続して利用を続けるうちに限度額を増やすことができる仕組みです。
リボ払いの限度額は
(三井住友VISAカードの)リボ払いの限度額はショッピング限度額とは別に設定されています。
ショッピング限度額:100万円
キャッシング限度額:50万円
リボ払い限度額:40万円
のように、それぞれ個別に設定されます。
ゴールドカード、プラチナカードで比較すると?
次にゴールドカードやプラチナカードで比較してみましょう。
カード名 | 利用限度額 |
---|---|
三井住友VISAゴールドカード | 50万円~200万円 |
三井住友プラチナカード | 300万円~(最大1,000万円) |
JCBゴールドカード | 50万円~150万円 |
JCBプラチナカード | 150~500万円 |
三井住友カードもJCBカードも、利用限度額は一般カードに比べると格段に高くなっています。
特に三井住友プラチナカードは、返済能力によっては最大1,000万円まで利用枠を広げることができます。
ただ、どちらのゴールドカードもプラチナカードも、契約時の審査難易度が高いカードとなっています。
そのため、返済能力が低い人はそもそも取得できないカードであるからこそ限度額も高めに設定されているといえます。
限度額の引き上げ方
三井住友VISAカードでは、自分で申し込みをすれば限度額を引き上げることができます。
どのような手続き方法があるのか、また限度額増額審査(増枠審査)に通るためのポイントについて紹介していきます。
限度額の増額には審査がある
三井住友VISAカードでは、契約時には利用限度額が少なめに設定されています。
そのため、限度額が少なすぎて足りないと感じてしまう人も多いようです。
三井住友カードは、継続利用していくことによって、カード会社の方から突然限度額を上げてもらえることがあります。
しかし、いつ上げてくれるのかは分からないため、カード会社が上げてくれるのを待たずに自分で限度額を上げてもらえるように申請することもできます。
自分から利用限度額の引き上げを申込んだ場合は、必ず審査があります。
一般的に、新規契約時よりも限度額の増額審査(増枠審査)は厳しいと言われています。
それは急に限度額を引き上げたがるってことは、急にお金が必要になっている→お金に困っている→返済できない人?って思われる可能性があるからです。
下の図のようなイメージです。
特に「信用度」が高い人でなければ審査に通らないため、支払いを延滞している人や信用情報が「ブラック」状態の人などは増額審査に通らない可能性が高いです。
また、転職したばかりの人、カードローンなどで多くお金を借りている人なども審査に通らない可能性があります。
そのため、延滞せずに最低半年以上継続して利用を続けている人で、信用情報に事故情報が記録されていない人は審査に通過する可能性が高いので、限度額が足りないと感じている人は申し込みをしてみることをおすすめします。
限度額引き上げの申し込み方法
三井住友VISAカードで限度額を引き上げるには、インターネットからの申し込みが必要です。申し込み方法は下記のような手順となります。
三井住友VISAカードの限度額を引き上げる手順
- 自分の限度額を確認する。
- 勤務先や住所に変更がある場合は先に申請をする。
- 20歳以上(学生以外)はインターネットでVpassにログインをして「ショッピング(キャッシング)利用枠の引き上げ」から申し込みをする。
- 学生は郵送でのみ申し込み可能。
- 1~2週間程度で書面にて審査結果が届く。
増額審査では勤務先に在籍確認の電話がかかる場合もあるので、勤務先が変わっている人は先に変更の手続きをするようにしましょう。
限度額は引き下げられる?
カードの利用限度額を上げたい人は多いですが、逆に限度額を下げたい人もいます。
下げたい理由としては「持っていても使わない」「限度額が上がると紛失や盗難時に怖い」などが上げられます。
限度額を上げる場合と違って特に審査はないので、三井住友カードの場合はクレジットラインデスクに電話をするだけで完了です。
カード限度額引き下げは平日9:00~17:00で手続き可能です。
長期間カードを持ち続けていて、知らない間に高額の限度額になっていて怖いという人は、一度クレジットラインデスクに電話で相談してみることをおすすめします。
限度額を確認する方法
三井住友VISAカードの限度額を確認するには、インターネットからVpass画面の「利用可能額を確認する」から確認することができます。
また、電話で聞くこともできるので「ご利用案内デスク」(0570-001-346)で確認をしてみましょう。
まとめ
三井住友VISAカードは、JCBカードよりも高い金額まで限度額を上げることができます。
ただし、限度額を増額するためには必ず審査があります。
新規契約時から勤務先が変わった人や住所が変わった人は、先に変更手続きをしておきましょう。
また、支払いを延滞していると増額審査には通らないため、日頃から延滞せずに期日に忘れず支払いしておくことをおすすめします。
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