今回ご紹介するのは東急沿線沿で東急グループのサービスを利用するならならココ!という乗り換え先である東急パワーサプライです。
大森を含む大田区では東急沿線の住民も多いですよね。
特に東急の定期を使っている人にはメリットが多い東急パワーサプライの特徴とお得なサービスの中身について解説します。東急沿線の方で乗り換えを検討している方は、検討すべき電力会社として考えてみるのはいかがでしょう。
エネオスでんきでもあったけど、電力乗り換えはセット割で値引きを狙うのが基本ってことになります。
今回は東急系サービスとのセット割になります。
東急は電鉄のイメージが強いけど、スーパーから通信サービスまで巨大な複合企業だから、特に東急沿線に住んでいる人にはセット割で使いやすいよ
最も注目したい電気代!どれくらい安くなる?
長らく送電に関わっているとしても、乗り換えによって電気料金が跳ね上がってしまうのであれば意味がありません。
電気会社の乗り換えをする人の最たる目的は、やはり電気料金をお安くすることです。乗り換えによって電気料金が現状より安くなる可能性があるため、たくさんのご家庭が電気会社の乗り換えを検討し、あるいは実際に乗り換えているというわけです。東急パワーサプライが東急電鉄としてずっと沿線沿のお宅を電気の面で支えてきたことはわかっても、安心だけで電気料金はお安くなりません。
ここで、実際に東急パワーサプライの電気料金試算を見てみましょう。
東急パワーサプライの契約対象になるのは、基本的に一般家庭となります。
多くの新規参入電力会社の料金プランと同じように、一般家庭であっても家族数が多く電気使用量の多い家庭ほど料金が割安になる仕組みをとっています。公式サイトにも記載がありますが、現行の電気使用状況と契約内容によっては年間3,500円以上も電気料金がお安くなる可能性があります。
基本的なポイントは電力自由化によって契約受付を開始したプランは一般家庭向きのもので、電気を多く使う家庭ほどお得になる可能性が高いという点です。
基本的なポイントは電力自由化によって契約受付を開始したプランは一般家庭向きのもので、電気を多く使う家庭ほどお得になる可能性が高いですね
ただし、オール電化住宅の場合は、既に電力会社と電気料金が割安になるプランを契約しているはずです。オール電化住宅用のプランから乗り換える場合はかえって割高になってしまう可能性が高いため、まずは自分で料金試算し、それでざっくりと料金の目安を掴んでから、今度は電力会社の方にきちんと相談するという流れを推奨します。
東急パワーサプライは徹底的に電気料金の安さを追求するための乗り換え先ではなく、契約によって得られるメリットも込みで考えたい乗り換え先です。東急パワーサプライは電気契約とセットで東急グループを利用することによってポイントがどんどん貯まり、イッツコムの利用料などが割引されるという特典があります。
このメリットを次の章でまとめます。
2. 東急グループの他サービスとのセット割・波及効果
(1) 東急ガスや通信サービスとのセット割
東急でんきと合わせて、都市ガスサービスの「東急ガス」(※) や東急グループ関連の通信サービス(例:イッツ・コミュニケーションズが提供するインターネット・ケーブルテレビ)を同時契約すると、月々の料金が割引になるセット割引が存在します。割引内容としては、
- 東急でんき+東急ガスを契約すると、基本料金が数十円~数百円引き
- 東急でんき+インターネット契約で数百円~数千円引き
といった形で、複数の東急系インフラをまとめるほどおトクになる傾向があります。
※東京ガスの管轄エリア内で、「東急ガス」として東急パワーサプライが販売する都市ガスプランを利用できる地域である場合。
(2) TOKYU POINT連携によるメリット
前述のとおり、東急でんきを利用するとTOKYU POINTが貯まるため、以下のような「ポイントの循環」が期待できます。
- 電気料金支払いでTOKYU POINT獲得
- 貯まったポイントを東急系スーパー(東急ストアなど)の買い物で利用
- 更に買い物でもTOKYU POINTが貯まり、PASMOチャージや別の支払いに再利用可能
このように、日常の生活圏で電気の支払いと買い物を紐付けて効率よくポイントを獲得・消費できる点が、東急沿線にお住まいの方にとって大きなメリットになります。
(3) その他のサービスや優待の可能性
東急グループは不動産関連、レジャー施設、ホテル(東急ホテルズ)など、多岐にわたります。電気・ガスなどのインフラ系サービス以外にも、TOKYU CARD保持者向けの優待(映画館やホテル、商業施設での割引など)が随時展開されています。こうした優待キャンペーンは時期によって異なるため、最新の情報は東急パワーサプライやTOKYU CARD公式サイトでチェックするのがおすすめです。
東急線定期券×東急でんきでさらにおトク?
東急グループでは、グループ内のサービスを組み合わせることで割引やポイント付与を受けられるさまざまな施策を展開しています。その一つとして注目されているのが「東急線定期券」と「東急でんき」を組み合わせた特典やセット割引の仕組みです。公式サイトによると、以下のような特徴・メリットがあります。
1. 「東急線定期券」と「東急でんき」の組み合わせで特典を獲得
- TOKYUポイントがおトクに貯まる
東急でんきを契約し、定期券を東急線で購入することで、TOKYUポイントが通常より多く貯まるキャンペーンや特典を適用できる可能性があります。東急グループの強みであるTOKYUポイントは、PASMOへのチャージやグループの商業施設での買い物に利用でき、沿線在住・在勤者にとって使い勝手の良いポイントサービスとなっています。 - セット割による電気料金の割引
キャンペーン期間中や特定条件を満たすことで、東急でんきの基本料金や従量料金が割安になるといったセット割引が適用される場合があります。具体的な割引率や適用条件は、契約プランやお住まいの地域によって異なるため、公式サイトで要確認です。
2. 具体的な適用条件
- 対象となる定期券の種類
東急線(例:東横線、田園都市線、大井町線など)のいずれかを含む区間の定期券が対象になるケースが多いですが、区間の組み合わせや券種によっては適用外の場合もあります。 - 支払い方法や契約名義
東急でんきの支払いをTOKYU CARD(クレジットカード)で行う必要がある、定期券購入時の名義と東急でんきの契約名義が同一であることが条件…など、いくつかの利用条件が設定されている場合があります。 - ポイント付与のタイミング
一定期間ごとにポイントをまとめて付与する方式や、月ごとに自動的に付与される方式など、キャンペーンによって異なることがあります。
3. どのくらいおトクになるの?
実際にどのくらいおトクになるかは、下記の要素によって変わります。
- 電気使用量
電気の使用量が多いほど、従量料金の安さやポイント付与による恩恵が大きくなる傾向があります。 - 定期券の区間・期間
定期券の購入頻度が高ければ、ポイントを貯める機会も増えます。特に半年定期(6か月定期)を利用する方は、金額が大きい分だけポイントがまとまって付与される場合もあります。 - キャンペーン時期
東急グループは時期限定で大幅なポイントアップや割引率アップのキャンペーンを行う場合があります。引っ越しや定期券の更新時期を狙って、よりおトクに活用できるケースもあるので、最新情報をチェックしましょう。
4. 申し込みの流れ・注意点
- 東急でんきの契約状況を確認
既に東急でんきを利用している場合、定期券との組み合わせ特典を追加で申し込めるかどうかを公式サイト・サポート窓口で確認しましょう。まだ東急でんきを契約していない方は、新規申込と同時にキャンペーン・セット割を適用できるケースもあります。 - 定期券購入時の手続き
東急線の定期券を購入する際に、キャンペーン対象カード(TOKYU CARDなど)で支払う必要がある場合が多いです。対象カードをお持ちでない方は、事前に入会の手続きをしておくとスムーズです。 - ポイント付与や割引適用の開始時期
キャンペーンの特典(割引やポイント付与)がいつから適用されるか、またどのように確認できるかをあらかじめ把握しましょう。利用明細やポイント履歴を定期的にチェックすることで、漏れなく特典を受け取れます。
5. まとめ:定期券+電気で生活コストダウンを狙おう
東急線沿線での通勤・通学に定期券を使い、さらに東急でんきを利用している方にとって、セット割やポイント付与などの特典は非常に魅力的です。沿線に住んでいる方が、電気と交通手段を東急グループにまとめることで、
- 電気料金や日々の移動コストの削減
- TOKYUポイントの効率的な獲得・利用
といったメリットを享受しやすくなります。
ただし、割引率やポイント付与数・適用条件はキャンペーンごとに細かく設定されており、また時期によって内容が変わることも多いです。必ず公式サイトを確認し、最新の情報をもとに検討するようにしてください。
法人(高圧)も契約できるの?提供エリアは?
それぞれの電力会社に魅力を感じても、会社のサービス提供エリア内の人しか契約はできません。
東急パワーサプライの場合、サービス提供エリアは、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・茨城県・栃木県・群馬県・山梨県・静岡県になります。ただし、静岡県は全域ではなく県内の一部のエリアとなります。また、サービス提供エリアである都道府県内でも、離島は対象外となりますのでご注意ください。
サービス提供エリア内であれば、法人契約も可能です。東急パワーサプライは沿線沿の多くの大型施設や会社に対し現在進行形で電力供給を行っています。一例としては、二子玉川にある二子玉川ライズ S.C. ステーションマーケットや、青葉台にある青葉台東急スクエアなどです。どちらも大きな施設ですよね。大型施設への供給実績も多いので安心です。
ただし、大型施設の場合は高圧電力供給の契約になる可能性が高いため、今回ご紹介した料金プランとは異なります。まずは問い合わせをし、相談するところからはじめてください。料金面が心配なら、見積もりを出してもらうのがいいでしょう。
高圧契約の申し込みも可能です。
関連記事:【電力自由化】マンションの大家は電力乗り換えにどう対応すべき?
申し込みの流れは?どうやって手続きするの?
手続きをする前に確認しておきたいのは、料金が安くなるかどうかと、自分の家がサービス対象であるかどうかです。料金については東急パワーサプライ側で料金目安のページを用意していますので、まずはそちらを確認してください。
サービス対象かどうかは、東急パワーサプライのサービス提供エリアでなければいけないという注意点が一つと、自分の家の契約内容が乗り換え対象であるかどうかというところが確認ポイントになります。
例えば、東急パワーサプライを魅力的に感じても、北海道はサービス提供エリア外ですので、北海道に住んでいる人は契約をすることができません。
また、集合住宅でも電力会社の乗り換えはできるのですが、大家が電力会社と一括で契約を結んでいると、自分の判断で東急パワーサプライに乗り換えることが難しいです。
- サービス提供エリア内か?
- 自分の判断で電気会社の乗り換えができるか?
- 契約内容や使用状況を考えて乗り換え可能か?
この3つの点は必ず確認しておくようにしましょう。
難しいと感じたら、東急パワーサプライのお客様相談担当の部署に相談することも一つの手です。その際は手元に契約情報の掲載された検針票を用意しておくと便利かもしれません。
実際に契約する時の流れ
実際に契約する時の流れは簡単です。東急パワーサプライ側の受付対象になっていることを確認し、申し込みを行います。申し込み後はスマートメーターなどの取り替えを行うため、申し込んですぐに東急パワーサプライ側の電気に切り替わるわけではありません。
参考までに4月中に申し込んだ場合の手続きの流れをご紹介します。
即日切り替えることは難しいので、一カ月ないしは二カ月先を見据えて乗り換えを行うようにしましょう。
なお、乗り換え時に、乗り換え前に契約していた電力会社に解約の申し出をする必要はありません。
東急パワーサプライと契約することによって、会社間によって手続きが行われ、自動的に処理されます。たまに「前に電力会社の解約の申し出をするのは言い難いですね」という人がいます。電力会社間で手続きをしてもらえるため、乗り換え先で手続きをすればOKなのは電気会社乗り換えの基本です。覚えておいてください。そして、心配しないでください。
解約もできる?違約金が心配
東急パワーサプライは、もちろん解約をすることも可能です。
電気会社を乗り換えて、さらに乗り換えをすることも認められています。乗り換えの乗り換えをしても手続きの流れは同じですので、東急パワーサプライ側に解約の連絡をする必要はありません。新しく電気会社を契約することによって、会社間で手続きをしてくれます。電力会社を乗り換える場合の解約手続きは新しい会社と契約することであると言えるでしょう。
ただ、手続きが簡単だといっても、気になるのは違約金です。違約金といえば、スマートフォンの契約を連想する人が多いのではないでしょうか。
実は、電力自由化のプランはスマートフォンの契約となぞらえて覚えると、とてもわかりやすいのです。自由に会社を乗り換えできて、契約時に「〇年以内で解約すると違約金が発生する」・・・これがスマートフォン契約の基本事項ですよね。電気契約も似ています。例えばプランを申し込むにあたり、「〇年以内の解約は違約金が発生する」という条件のものが多いのです。
東急パワーサプライに関しては、違約金は発生しません。ただし、イッツコムなど他のサービス利用状況によっては違約金が発生する場合があります。
まあ、イッツコムはそもそも契約しているものなので、デメリットって言えるかわからないですが。
契約に向かないのはどんな人?
東急パワーサプライへの乗り換えで確かに電気料金が下がる可能性があるのですが、全ての人の乗り換え先として向くわけではありません。
まず、めんどくさいって人は契約には向かないでしょう。
ただ、スマホなどと違って、一度乗り換えたらずっとお得な料金で使えるわけですから、そこまで大きなデメリットではないと思いますが。
東急パワーサプライは東急を利用する人がお得になるサービスを電気契約のおまけにつけているわけですから、あまり利用しない人やほぼ利用しないという人にはメリットが小さいです。
電気とセットで東急グループのサービスを使い尽くしたい人に向きます。その他の人には、あまり契約に向かない乗り換え先といえるかもしれなせん。
[speech_bubble type=”ln” subtype=”R1″ icon=”kuro-kihon.png” name=””] ここまでの流れだと、かなり多くの人にメリットありそうだけど・・・[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”shiro-kihon.png” name=””]そうだね。でも、東急沿線以外の人はメリットが多少減るから相対的には向いていない人ってなるかな[/speech_bubble]
東急パワーサプライの安定性という特徴
電力会社の乗り換えを決断するには、その電力会社を知っておかなければいけません。電気は毎日使うものだからこそ、「ちょっとお得かも?」という軽い気持ちではなかなか乗り換えを決断することはできません。そこで、まずは東急パワーサプライの特徴とメリットをポイントごとに解説していきましょう。
まず、東急パワーサプライの特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
・運営会社が長い電力配給の歴史を持つ
・だからこそ安全性が高い
・料金設定も良心的
・口コミや評判も上々
長い歴史がある鉄道!実は電気も得意分野だった
東急パワーサプライは東急電鉄グループの一つです。鉄道が電力事業に乗り出したということに、皆さんはどんな印象を受けるでしょうか。電車は専門分野だけれど、送電を任せるのは不安かも?と思うかもしれないですね。
しかしご安心ください。実は東急電鉄グループと電気事業には深い関連性があるのです。
電力自由化によって参入した電気事業者は既に電気事業の新参者と考えていませんか。
決してそうではありません。
冒頭で、電力自由化は家庭用電力に先駆けて企業などの大規模な送電先では数年前から既に行われていたということをお話ししました。
大規模な送電先を得意とし既に何年も前から電気事業に参入して研鑽を積んでいた企業や、多くの発電所を擁する企業がいくつもあります。電力自由化がはじまったからといって全てが新参、全てが新しく電気事業に関わるようになった会社というわけではないということです。
東急パワーサプライもその一つです。
東急電鉄グループの中核をなす東急電鉄は、電車を走らせることにより東急沿線に電力を配給していたという歴史があることをご存知でしょうか。電車と電気はまったく関係ないように思えますが、東急電鉄は何と1916年から沿線沿の電気に関わりはじめ、多くのお宅へ送電をしてきたという実績もあるのです。
1916年といえばおおよそ100年前。
皆さんのおじいちゃんやおばあちゃん、あるいは曾おじいちゃんや曾おばあちゃんの時代から、送電に関わっていたわけです。新規参入と聞くと「毎日使う電気をノウハウのない会社に任せるのは不安」と多くの人が考えることでしょう。しかし、東急電鉄によって培われた送電の技術と一般家庭を支えるという気持ちが、東急パワーサプライの中にちゃんと生きています。それを聞くと「あ、じゃあ安心だ」と思いませんか?
もちろん、乗り換えによって停電などのリスクが高まることはありません。この長い実績があってこそ、口コミや評判の「安心感がある」という言葉に繋がっているわけですね。
まとめ
沿線の電力事情を支えて来た東急電鉄の伝統をそのまま受け継ぐ東急パワーサプライ。
そんな東急パワーサプライは、乗り換えによって電気料金がお安くなるだけでなく、東急電鉄グループのサービスをよく利用する人にとってセットでお得になる可能性のあるおススメの乗り換え先です。特にPASMOを利用している人は、電気と通勤や通学をセットで考えてみる価値があります。
まったく関係のないもの同士が一つの電気会社を通して「お得感」や「サービス」で繋がってしまうのは不思議な感じがあります。電気会社の乗り換えは、暮らしに喜びをもたらしてこそ。あなたの検討している乗り換え先に、長い歴史の中で沿線の電気を守ってきた安心な会社、東急電鉄グループの東急パワーサプライを加えてみるのはいかがでしょうか。
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