貯金1000万円って貯金額として大きな目標の一つですよね。
1000万円あれば、マイホームの頭金にも十分ですし、子供の教育費や老後の資金までとりあえずの心配がなくなります。
お金を貯めるには、収入を増やすか支出を減らすかの2つの手段がありますが基本は、支出を減らす、すなわち節約って覚えましょう。
収入を増やすのは自分の力ではどうしようもない部分も大きいですし、転職などにはリスクが伴います。転職先で人間関係に恵まれず、結局辞めちゃったなんてなったら最悪です。
それに年収1000万円でも破産する家庭が多いことが有名なように、収入が多くても支出を引き締めなくては、お金はたまらないのです。
「お金は使わなきゃ増えない」なんて言う人もいますが、あれは全く根拠がないただの馬鹿発言ですから(もしくは自分を豪快な人間に見せたい謎発言)。
ここでは10年以内と期間を区切って1000万円貯める方法を見ていきましょう。
貯金ができるかどうか、習慣の問題
お金をためるって難しいですか?
もちろんこの答えは、あなたに年収や家族構成によって変わるでしょう。
年収2000万円の独り暮らしでしたら特別な努力をしなくてもお金は貯まるでしょう。年収250万円で子供を3人育てている人は、いくら努力してもなかなかお金が貯まらないかもしれません。
でも、年齢や家族構成が全く同じでもお金が貯まる人とたまらない人がいます。
結局、お金が貯まる人と貯まらない人、両者を分けているのは、小さな習慣です。
実際、一般的に高収入だと言われる年収1000万円の家庭が、貯金ゼロの割合がものすごく高いことは有名です。
お金が貯まらない年収1000万円の家庭は、お金をためる習慣が身に付いていないんですね。
では、どんな習慣を身に着ければ、貯金1000万円が達成できるか?
順番に見ていきましょう。
通信費・保険は定期的に見直し&削減!
生活をするためには、たくさんのお金が必要です。アパートに住んでいれば家賃が必要です。
スマートフォンを契約すれば、通信費が発生します。
いざという時の助けになってくれる保険。
そんな保険も、保険料の支払いが必要です。
他にも、水道代や電気代、税金に医療費、冠婚葬祭費・・・考えるときりがありません。
「支出ばかりで預金に回すお金がない!」と溜息をつきたくなる人もいるはずです。
しかし、本当にそうでしょうか?
10年で1000万円預金を実現するため真っ先に行いたいのは「削減できる支出を見つけること」です。預金できる余剰を見つけなければ、預金できません。
支出の中から削減できるものを見つけて、支出を削ることにより預金できるお金を見つけることが第一です。預金の上手な人は「削減できる」「できない」の取捨選択が非常に巧みであるという特徴があります。
支出の中で特に削減しやすい費用は、通信費と保険料の2つです。この2つは、色々な会社がサービスを提供しているため、料金の比較がしやすいという特徴があります。
通信費と保険料の賢い削減は「他サービスとの比較と乗り換え」で
スマートフォンは自分が使っているプランより安く条件の良いプランがあれば、乗り換えを検討しましょう。
固定回線のキャッシュバックや、乗り換えによるキャッシュバックなどのサービスがあれば、どんどん活用するのがベストです。
格安simを使って通信費を削減する方法も有効です。
保険も定期的に見直しをすることで保険料の削減が可能です。加入済の生命保険より安くて好条件の保険はないか他社をチェックして、必要なら乗り換えを行いましょう。
損害保険などの場合は、保険料がお得になるネット保険などに切り替えることも、保険料を削減するためには良い方法です。
お金が浮いたら、その分だけ預金に回せるお金が増えます。預金に回すお金がないという人は、預金のためのお金を作ることができます。支出の削減は10年で1000万円貯めるためにも、真っ先に行いたい方法です。
さらに支出を見直そう!家賃と食費を賢く削減
通信費や保険料といった削減しやすい支出の見直しをしたら、次は家賃や食費の見直しを行います。
保険をかけなくても生きることはできます。スマートフォンの使用が少し制限されても死ぬことはありません。
しかし、衣食住を欠いたら、最悪の場合は死に直結します。
通信費や保険料の削減より、命に直結する家賃や食費の方が削減の難易度が高いといえます。
しかし、預金に回すためのお金を捻出するためにも、家賃や食費を無視することはできません。
「あまり考えずに使っていた」「節約は無理だと思っていた」という人は、10年で1000万円を貯めたいという気持ちを1つのきっかけだと考えて、食費や家賃の削減にもトライしてみてください。
削れるところは削る。削った分は預金に回す。これが重要です。。
家賃の目安は給料の1/3!
住む場所を「素敵」「流行」「自分好み」「新しい」で決めていませんか。「駅に近い」「アクセス抜群」・・・確かに便利です。
しかし、素敵なデザインで立地条件も抜群という賃貸住宅は、家賃の高い賃貸住宅の条件にばっちり当てはまっています。家賃は二の次にして住む場所を決めてしまった人は、家賃について再考することが必要です。
家賃の目安は給料の3分の1であると言われます。
家賃が給料の3分の1を超えてしまうと、生活に対する家賃の負担があまりに重いという考え方をします。
ただし、近年は増税や国民年金保険料などの値上げによる影響も考え、家賃の目安は4分の1程度だと言うファイナンシャルプランナーもいます。
家賃の削減ばかりを考えると、今度は通勤や買い物に大きな支障をきたす可能性が考えられます。
「3分の1」をラインと考えて、給料に対して家賃負担が重くなっていないか再考してみてください。家賃が3分の1を超える場合、不動産情報をこまめにチェックして、良い物件が見つかったら引っ越してしまうことも、家賃を削減するための有効な方法です。
食事は自炊を取り入れて
食事は自炊を中心にすることで、食費の削減が可能です。作り置きや、安くなった食材を効率的にゲットするなど、自分なりの食事スタイルを確立しましょう。
炊事が苦手な人でも、無理なく少しずつ慣れるつもりで挑戦すれば、自分の料理の腕や食費の予算繰りが上達していることを自覚でき、だんだん楽しくなってくるはずです。
外食を絶対にするなというわけではありません。週末は飲みに行っていたという人は、飲みに行くのは隔週にする。外食をするなら、週の中で最も忙しい曜日だけにする。
こんなふうに、外食の回数を少なくしたり、自分なりの外食ルールを作ったりすることで、食費の削減をすることができます。浮いた分の食費は預金に回してしまいましょう。
手数料が安いネット銀行を有効活用!積立預金を使うのもグッド
各種のサービスに支払う手数料も見直し、なるべく負担をおさえて預金に回すお金を増やしたいところです。また、利用するサービスの取捨選択も行い、1000万円預金の助けになるサービスはどんどん活用することが大切です。
手数料の中で特に注意したいのが、銀行の手数料です。ATMの時間外手数料や送金手数料には注意が必要です。100円~数百円程度の負担ですが、塵も積もれば山になります。
108円の手数料が月1回、年に12回発生するだけで1080円の負担になります。自分が利用している銀行の手数料を把握し、手数料負担が発生しないようにすることも大切です。
ネット銀行を活用することも、手数料負担を軽減するには良い方法です。
ネット銀行は実店舗がありません。
手続きもネット上が基本になります。
店舗や社員に割く費用が少ないため、ネット銀行は手数料が安めに設定してあるのです。年に何回か手数料がかかる手続きをするという人は、ネット銀行の活用により手数料負担をおさえることを考えてみてはいかがでしょう。
自分が今まで使っていた銀行とネット銀行の手数料差額を計算し、差額分を貯金箱に入れる。貯金箱にある程度の小銭が貯まったら、預金口座に入れる。生活の中で簡単にできる預金を増やす方法です。
ネット銀行はおすすめ!振込手数料や預金金利からおすすめネットバンクは?
積立預金で強制預金!預金向けサービスを使いこなす
銀行や信用金庫には「積立預金」というサービスがあります。
毎月の特定日に口座から自動的に指定額が引き落としされ、積み立てされるというサービスです。
たとえば月末が引き落とし日で、1万円を指定したとします。
この場合、1年は12カ月ですから、年で12万円が積み立てされる計算になります。ほとんどの金融機関は手数料無料でこのサービスを利用できます。
お金を下ろし、自分で定期預金にするためには手続きが必要になります。下ろすと使ってしまうという人もいることでしょう。
強制的に預金できる方法である積立預金などを利用してみてはいかがでしょう。
積立預金で毎月定額を指定して銀行側に積み立ててもらう。食費や通信費の削減分を自分で少しずつ積み立てる。こんな預金プランも有効です。どちらもできれば、より1000万円への道のりが近くなることでしょう。
給料を上げても生活水準は上げない!差額からお小遣いと預金を
転職やダブルワークで給料を上げることも預金のためには有効な方法です。
給料が上がると、それだけ預金に回せる余裕が生まれるので、10年で1000万円は簡単になる可能性もあります。
しかし、給料が増えた分だけ自分のお小遣いを増やしてしまうのは困りものです。
給料が増えたからといって「もっと豪華な物件に引っ越そう」「どんどん飲みに行こう」と前のめりにならず、生活水準を変えないよう注意が必要です。
増えた分は預金用の資金と割り切ってしまいましょう。
給料が上がってもお小遣い据え置きは辛い!増やすならマイルールを作る
給料が増えても生活水準を変えず、お小遣いも上げない。預金に回す。
これが預金1000万円への近道です。
しかし、給料が増えるということは、増える前より仕事がハードになっていたり、責任が増えていたりします。
生活もお小遣いも据え置きでは、ストレスが溜まって預金をすること自体が辛くなることが考えられます。
適度なガス抜きが必要です。ストレス対策として「増やすためのマイルール」を作ってみてはいかがでしょう。
1、1週間ちゃんと自炊ができたらお小遣い500円増量
2、保険料や通信費などを見直して余剰が出た月は1000円アップ
3、積立預金の積み立て指定額を1万円増やす。代わりに月1着だけ好きな服を買って良いことにする
このような「できたらお小遣いアップ」や「預金を増やす代わりに好きなことを1つだけ許す」というルールを作ってみてはいかがでしょう。ルールは1000万円の預金に繋がるお金関係のルールにすれば、預金にも繋がりストレス対策もできて一石二鳥です。
まとめ
10年で1000万円の預金を作るためには、まずは通信費や保険料などの削減しやすい支出の無駄を見直すところからスタートです。
通信費や保険料の見直しは定期的に行います。
通信費や保険料の削減に慣れたら、今度は食費や家賃などの、通信費や保険料より削減が難しい支出の見直しをします。
全ての支出を一気に見直すのではなく、削減しやすい支出から順に見直しして、余剰金を預金に回すという段階を踏みます。「見直すこと」「預金に回す余剰金を生み出すこと」に慣れることが第一です。
定期的に見直しを行い、預金に回すことのできるお金を増やしながら、預金に有利なサービスの活用を検討します。
他に、無駄な手数料を払っていないか、生活水準が給料に対して高すぎないかなども見直します。1000万円を貯めるための基本は「見直しと削減。余ったお金はどんどん貯金」です。
預金に慣れてきたらマイルールを作ります。自分に対しての飴と鞭を使い分けられるようになれば、1000万円への道も遠くないことでしょう。
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