私は面倒なことが嫌いだ。
クレジットカードはポイントが付くのでお得だっていうのは分かる。
しかし、お得なポイントを利用するには手間がかかる。それがどうしても嫌だ。
私は寝ているときどんなに寒くても死ぬ寸前まで起きないし、反対にどんなに暑くても汗だくでもはや熱中症の直前ってなるまで起きない。
エアコンまで手を伸ばす、それすら面倒なのだ。
そんなめんどくさがり屋の私は、当然にクレジットカードのポイントもめんどくさい。
[speech_bubble type=”ln” subtype=”R1″ icon=”kuro-garugaru.png” name=””]今回はいつもとはテイストが違います[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”shiro-garugaru.png” name=””]管理人の思い入れのあるカードなので、「熱」のみで執筆しているようです[/speech_bubble]
ポイントがどれくらい溜まっているかを管理するのも面倒だし、ポイントを使う際にネットモール(ネットカウンター)みたいなところにログインするのもうざい。
ポイントを使う対象を選ぶくらいならいいけど、選んだ特典がAmazonの限定デポジットだったりすると、3か月くらい経つとデポジットの有効期限が切れたりする。
だからと言って、すぐにデポジット使おうとしたら、すぐにはシステムに反映しないからデポジットの対象にならなかったりする(一定期間経たないとデポジット引きの対象にならない)。
リーダズカード、お前のことだよ!
デポジットシステムめんどくさすぎ!!!
そんな私にとって、最も使いやすいカードがP-oneカードだ。
これは本当に良い感じだ。
何が良いって、ポイントではなくて、使った金額の1%が値引きされて請求される。
いわば現金値引きだ。
10万円使えば、1,000円引かれて9.9万円請求で1,000円儲かる。ポイントを「JCBギフト券がお得か?マイル変換がお得か?」なんて悩まなくていい。
ポイントなんて使うまでは節約効果が得られないけど、P-oneカードなら自動で1%引きなので、使っただけで節約効果が得られる!
圧倒的に便利で、リアルにお得なのだ。
ポイント値引きのヤマダ電機やビックカメラより、現金値引きのケーズデンキが好きな人は多いと思う、これと同じだろ(よく知らないかw北関東ネタw)
ポイントなんてちゃんと使わなきゃ無駄になることがあるし、有効期限が設定されてたりすると失効したりする。
ポイントなんて大して溜まらないんだから、けち臭いことするなよって思うけど、カード会社はケチなのではなくて会計的に処理しやすいようにしているのだから仕方がないが(使われないポイントが溜まってしまうと、カード会社もめんどくさい→だから失効させてしまえって流れw)
話が逸れた。
本題に戻そう。
自分がいつから、この便利なP-oneカードを使っているか、について語ろうじゃないか。
自分が初めてP-oneカードを使ったのは、まだ学生のころだ。
大学に入学した私は、大学生協と提携していて学生証ともセットになっている謎のサギっぽいクレジットカードを持たされた。
名前はここでは触れない。というか覚えていない。
そのカードをしばらく使っていた私は、ポイントが意外と溜まることに気づいて、もっとお得なカードを探し始めた。
当時は今ほど物臭ではなかったのだ。
そしてたどり着いたのが、ご存知P-oneカードだ。
当時のP-oneカードは、現在のめんどくさがり屋向けカードって位置づけにとどまらず、全クレジットカード中でも有数のお得感を誇っていた。
当時は1%現金値引きに加えて0.3%程度のポイントがあった。このポイントが誕生日に買い物をすると10倍になるので、実質的な還元率は1%(現金値引き)+3%(0.3%×10倍)で4%近くになった。
これは、さすがに只者ではない雰囲気が醸し出していた。
これくらいの還元率なら、多少めんどくさくても使う価値はある。
その後は、いつもこのP-oneカードと一緒だ。
大学生になって色気づいて、服を買いまくったのもP-oneカード。
Amazonや楽天などで生活必需品を引きこもりながら調達したのも、P-oneカード。
初めて恋人ができて、デートで使ったのもP-oneカード。
その恋人にフラれて、泣きながら食べたファミレスの食事もP-oneカード。
とにかく、自分の青春はP-oneカードとともにあった。
そんな私とP-oneカードにも別れの日はやってくる。
そう、P-oneカードを発行するポケットカードが「誕生日10倍ポイント還元」をやめた日だ。
あの衝撃はすさまじかった。
何しろ、最高4%還元がなくなるのだ。
私は浮気した。
件(くだん)のリーダーズカードだ。
リーダーズカードも当時は、Amazonで使えば1.75%(現在はもっと改悪されている)と高還元率であり、ネットショッピングが多い、自分にはぴったりだと思った。
だが、違うのだ。
リーダーズカードの還元率とP-oneカードの還元率は、その意味が全く違う。
リーダーズカードの還元率は冒頭で述べたように、面倒くさいAmazonデポジットなどに変換して、うまくポイントを活用しようすることでやっと得られるお得さである。
何もしなくても、ただ支払っただけで1%もの節約効果が得られるP-oneカードとは根源的に違う。
- 戦うことで得られるお得さ
- 惰眠をむさぼっても得られるお得さ
いずれの価値が高いかは明白だ。
そのP-oneカードの真のメリット(=何もしなくても得られる節約効果)に、私が遅ればせながら気づいたころ、リーダーズカードも改悪された。
クレジットカード会社は、高率ポイント付与の競争につかれて、お得なカードを改悪していて、それが今回はリーダーズカードの番だった、というわけだ。
リーダーズカードに失望はなかった。
そこまでの愛がなかった。
お得ではあるけど、必死に縋り付くことで得られるリーダーズカードの愛。
それはただそこにあるだけで与えられる、P-oneカードの愛。
真実の愛とは後者だろう。
私は帰ってきた、永遠の恋人P-oneカードのもとに。
もう、爆発的還元率を誇ったあの頃のP-oneカードはない。
世の中がそれを許さなくなったのだ。
だがそれでよい。
若かったころの私も、また同時にいないのだ。
高い還元率だけに目が行っていた若気の至り。
そんな時期を超えて、心穏やかに暮らす私の横では、P-oneカードがいつも微笑んでくれる。
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